九州大学ワンダーフォーゲル部【活動レポート】   

2010年秋合宿 祖母山・傾山

2010/11/19〜22
○パーティ:9人
文:ふたむら(1日目)、かわさき(2日目以降)

出発〜1日目

=行程=
9:00 登山口
14:30 つづら小屋
15:40 傾山山頂(ピストン)
16:50 つづら小屋

○天神から登山口へ

天神のバスセンターに22時に集合し、大分行きのバスに乗った。大分に着き、大分駅の近くのネットカフェへ直行し、仮眠をとった。 次の日の朝、各々6時に大分駅に集合であったが、某先輩が集合時刻になっても現れなかった。電車の出発時刻が迫っていたため、急遽、捜索を開始。 まだネットカフェの個室で寝ているのか、道に迷ったのか、はたまた寝ぼけて徘徊しているのか、様々な憶測があったが、捜索すること15分、 個室で寝ている某先輩を発見。無事予定通り電車に乗ることができた。この様なハプニングに見舞われながらも、9時ごろに登山口に到着した。 ここから2泊の縦走登山が始まった。

○登山口からつづら小屋へ、そして傾山へのピストン

 バスを降りてしばらくは舗装された道路を歩いた。登山道に入り、しばらくすると、 予定されていたコースタイムから次第に遅れていっていることに気付いた。しかしながらロスした時間はそれほど多くないので、 地図のコースタイムが短めに設定されているという結論に至った。ここで小屋に到着する時間が遅れると小屋から傾山へのピストンができなくなる 可能性が出てきた。そんな中、森や紅葉や落葉で埋め尽くされた登山道などを楽しみながら、ギリギリ傾山へピストンする時間を残して小屋へと 到着することができた。

小屋から傾山へは、約1時間程度で着いた。山頂付近は、いかにも登山道と思われる道がそうではないということが何度かあり、 迷いやすい道が続いたが、無事到着。山頂からの展望は良く周辺の山々や傾山の切り立った崖などを見渡せた。


▲傾山からの風景

○つづら小屋

つづら小屋は貸し切り状態だった。小屋はとても広く、ゆったりと快適に過ごすことができた。ただし、トイレは決して快適とは言えなかった。 一つは、屋根と壁が(おそらく台風によって)破壊されていて、トイレの上に覆いかぶさっており、また便器も破損していた。もはやトイレではない。 もう一つは、屋根も壁もあったのだが、扉がなく開放的であった。そこで、ツェルトの登場である。 ツェルトをそのトイレの扉としてカーテンのように利用した。ものは使いようである。


つづら小屋

2日目

=行程=
4:15 つづら越小屋
10:52 古祖母山
12:31 障子岳
15:06 祖母山
16:01 祖母山九合目小屋

真っ暗な中、小屋を出発。陽を拝むことができたのは、7時を過ぎてからであった。 二日目は、笠松山、本谷山、古祖母山、障子岳、祖母山をゆくという行程。


▲疲れを忘れさせてくれる山頂付近の梯子。


▲障子岳近辺で 飛行機に二機同時に遭遇‥‥が、一機しか撮れず。


▲奥の方から来た(らしい)。

3日目

=行程=
6:35 祖母山九合目小屋
8:37 祖母山五合目小屋
9:17 祖母山登山口駐車場

小屋の主人の科学的な話に若干現実に戻されつつも、しっかり疲れもとれ、朝日を拝んで出発した。

撮影後、周辺の霜柱を踏みつぶす作業に取りかかった。

十二時頃豊後竹田駅周辺に到着。何かイベントがあった後らしく、どの出店も主人がいなかった。

歴史のある町。電車内で出発を待っていると、もう一つのホームに電車が到着。「荒城の月」が流れた。


感想

運動不足が祟って思っていたよりも厳しい合宿となりましたが、雨に降られず無事に終えられたと思います。 小屋のご主人には本当によくして頂きました。正直僕の家なんかよりも断然快適でした。本当にありがとうございました。