九州大学ワンダーフォーゲル部【活動レポート】   

2009年夏休み 壱岐リヤカー

2009/9/24〜27
○パーティ:8人
文:むらかみ 写真:おくやま

(凡例 〜:公共交通機関、=:徒歩)

9月24日 20:35博多港〜(フェリー)〜23:10郷ノ浦港=弁天崎公園
9月25日 7:30弁天崎公園=10:00郷ノ浦のスーパー=14:30〜郷ノ浦の漁港で釣り〜18:30郷ノ浦の漁港=19:15弁天崎公園
9月26日 8:30弁天崎公園=13:00印通寺=15:15筒城浜キャンプ場
9月27日 9:00筒城浜キャンプ場=12:00芦辺のダイエー=16:15芦辺港〜(フェリー)〜18:25博多港

9月24日

夜。箱崎部室を出発し、痛いほど刺さる人々の視線に構わず走るは、さちこ(リヤカー)とその仲間たち。無事博多港に到着し、午後8時35分、 いざ壱岐島へ出発。

2時間半ほどフェリーに揺られ郷ノ浦に到着。

弁天崎公園でビバーク。この公園は温泉が近くトイレが綺麗で、ある程度の調理が可能な水場や屋根つきのテーブルまでもあり、かなり助かった。 街灯が明るいのは星を見るには適さなかったかもしれないが、作業がしやすくて良かった。この夜は暑かったのでテントはいらないと判断。 しかしこれでひどい目に…目を覚ますとじっとり露まみれ、その他蚊に襲撃され1時間おきに目を覚ました者や顔を蜘蛛に覆われた者もいた ようである。そんなほろ苦い夜をかき消すようなさわやかな朝日に照らされ、ワンゲラーたちは勇ましく街へと飛び出した…!!

9月25日

途中で今城さんのお祖父さんお祖母さんの家に寄ってオロナ○ンCやら酒やらを授かったのち、これからの食事の買い出しをするためスーパーへ。 郷ノ浦は店が多いので買い物がしやすい。そして日差し照りつける昼下がり、郷ノ浦の小さな船着き場にて、ついに釣りが始まった!!

14時半釣り開始。釣り人の熱い視線を受けながら泳ぎを楽しんだ人も。

釣りは終盤に向かうにつれさらにヒートアップ!!かなりハッスルして18時半に終了。
釣れたアジの数、およそ100匹!!これらは焼き魚や刺身にしてすべていただいた。

9月26日

翌朝、食料が猫に襲われるハプニング発生!!食パンが殺られた。

しかしそれほど大きな被害でもなかったので胸をなでおろし、心機一転、新たなメンバーを一人加えて、最もリヤカー旅らしい1日が始まった。

早歩きと小走りに爆走を織り交ぜつつ登って下ってを繰り返しついに、印通寺に到着。

ここの中華料理店でおなかを満たしたところで早歩きと小走りに爆走(以下略)筒城浜キャンプ場に到着。その後筒城浜へ。

ここは広くてとてもきれい!!泳いで、

はしゃいで、

それぞれの思いを砂でかたどった。

夜は花火もした。この広い浜に寝転んで見る星空は最高。キャンプ場も星が見やすく、余力ある人々は天体観測に興じたようだ。

9月27日

最終日、昨夜食べたおいしいシチューが乾燥野菜を加えることで「シチューのかかった乾燥野菜」に変身。

びふぉあ

あふたー

(シチューの色がかなり変色しているのがおわかりだろうか)

そんな朝食に多少生気を奪われながらも、残り12キロの道のりに足を踏み出した。
途中ですれちがったおっちゃんがわざわざ全員分の缶ジュースを買ってきて下さり、とてもありがたかった。テンションが上がって暴走し、 12時には芦部のダイエーに到着。その後、芦辺港へ。ここのお土産屋さんは品ぞろえがよく、店のおばさんも感じが良かった。 そして船に揺られてついに、博多港到着!

こうして、次の日から学校が始まるという現実に目を背けたいながらも、夏休み最後のリヤカー旅は幕を閉じたのであった…


感想

今回私にとって初めてのリヤカー旅だったのですが、コースが比較的緩やかで行程にゆとりがあり、苦しさを感じる場面はほとんどありませんでした。 壱岐はリヤカーを引くために存在する島かと思うほど快適でした。ここの平和な風景をぼんやり眺めながら歩くのは楽しかったです。 様々な事が経験できて、充実した旅でした。