九州大学ワンダーフォーゲル部【活動レポート】   

2016年 第12時脊振討伐隊

○期間:2016年 5月28日
○パーティー:光岡、下野、馬渡、劉、中川、坂部
○文章:光岡

○レポート


写真は こちら をごらんください。
○感想
三瀬峠でエスケープしたのは、雷山まで行くと深夜になり、怪我や遭難のリスクが非常に上がるからだ。夜という敵に打ち勝つことが大事だ。以下は解決策。
まず第一に、山頂付近の地図がなかったことが時間のロスにつながった。山頂からは幾つか下山道があり、例えば九千部山はそれが入り組んでいる。さらにそれは山と高原の地図には乗っていない。金山で1時間半遭難した原因もここにある。地形図、山と高原の地図以外に、全員が山頂付近の地図を持っておくことが大事だ。
次に、夜の行動に慣れていないこと。今回は事前訓練として三郡山往復縦走だったが、そのほとんどが早朝から昼間で、夜道を甘くみすぎていたようだ。昼間はコースタイムの半分くらいの時間で動けたとしても、夜になると途端にコースタイムの1.2~1.3倍くらいの時間がかかるようになった。例えば、金山から三瀬峠までの下りは道を間違えなくても1時間半以上かかった。また、もし三瀬峠から井原山、雷山まで登り返していたらどれほど時間がかかったか想像つかない。
ただ、今回は初めから雨が降っていたにもかかわらず、メンバー全員力を立ち尽くして脊振討伐に貢献したと思う。入部したばかりの1年生はしっかりとSLについてきた。また一番疲れるSLを交代しながら進んだので、2〜3年全員がSLを担当し、ルートファインディングや歩き方の練習になっただろう。次回は今回の反省を生かして、必ずしも脊振全山に打ち勝たねばならない。そして、次は晴れた日にしよう。また、私個人としての目標だが、いつの日にか脊振全山を24時間以内に踏破したいと思っている。脊振山が僕らを受け入れてくれる日を願い、それに向けてトレーニングとワンゲル精神を忘れずに生きようではないか。